Tuesday, August 08, 2017 1:13 PM

北朝鮮に「深刻な懸念」 ARF議長声明

 東南アジア諸国連合(ASEAN)は7日に開いたASEAN地域フォーラム(ARF)閣僚会議の議長声明を8日、発表し、北朝鮮による大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射実験など、朝鮮半島の最近の動きに「重大な懸念」を表明した。日本の主張を念頭に「複数の閣僚は拉致問題の即時解決など人道問題への取り組みの重要性を強調」と盛り込んだ。

 北朝鮮については、昨年の議長声明の「懸念を共有した」という表現より強めた。一方で南シナ海問題に関しては「複数の国が表明した懸念に留意」とし「深刻な懸念」とした昨年の声明から後退した。

 議長声明は北朝鮮のミサイル発射実験などを巡り、同国に国連安全保障理事会決議の即時、完全な順守を要求した。(共同)