Tuesday, August 15, 2017 10:57 AM

対北朝鮮、発射強行を阻止 ミサイル予告で日米首脳

 安倍晋三首相は15日、トランプ大統領と電話会談し、米領グアム周辺に弾道ミサイル発射を予告した北朝鮮への対応に関し、日米や日米韓で緊密に連携し、発射を強行させないことが最も重要だとの認識で一致した。北朝鮮に影響力のある中国やロシアとの協力を進める方針を確認。国際社会が一致して圧力を強めるべきだとして、国連安全保障理事会が採択した新たな制裁決議の厳格履行を申し合わせた。

 政府は今後、各国に決議履行を求め、北朝鮮に圧力をかけていく考えだ。

 電話会談後、首相は記者団に、北朝鮮による発射予告について「地域の緊張をかつてなく高めている」と強く非難。「あらゆる事態に備え、強固な日米同盟の下、高度な警戒監視態勢とミサイル防衛体制を取り、国民の安全を守るために最善を尽くす」と強調した。(共同)