Wednesday, July 27, 2016 5:57 PM

女性居住エリアから侵入 容疑者、施設内部に精通

 相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」で19人が刺殺され26人が負傷した事件で、元施設職員植松聖容疑者(26)=殺人などの容疑で送検=は、女性しかいない居室エリアから侵入していたことが28日、捜査関係者への取材で分かった。神奈川県警津久井署捜査本部は、施設内部に詳しい植松容疑者が侵入口を周到に選んだとみている。

 捜査本部は28日も施設を現場検証。残る犠牲者7人の司法解剖を実施し、死因を調べる。

 捜査本部や県によると、植松容疑者は26日午前2時ごろ、居住棟の東棟1階から個室の窓ガラスを割って侵入。このエリアは女性専用で約20人が入居しており、夜勤で待機する職員も女性だった。このエリアでは女性5人が死亡。同じフロアの隣接するエリアでも女性5人が亡くなった。(共同)