Wednesday, July 27, 2016 5:58 PM

ロシアにハッキング促す トランプ氏に強い批判

 共和党大統領候補のトランプ氏は27日、民主党大統領候補のクリントン氏が国務長官時代にメール約3万通を違法に消去したと主張、「ロシアよ、聞いているなら、見つけ出してくれ」と異例のハッキングを呼び掛けた。

 民主党幹部らのメールが流出した問題でロシア政府の関与が指摘されていることをもじった発言とみられるが、クリントン陣営は猛反発、各界からも批判が出ている。

 トランプ氏はフロリダ州での記者会見で、ロシアがハッキングに成功すれば「おそらく米国の報道機関が多額の報酬を与える」と皮肉った。会見後にはツイッターに「ロシアなどがメールを見つけたら、連邦捜査局(FBI)と情報を共有すべきだ」と投稿した。(共同)