Wednesday, July 27, 2016 5:58 PM

TPP再交渉「関心ない」 クリントン氏陣営が断言

 大統領選で民主党候補に指名されたクリントン前国務長官の陣営幹部ジョン・ポデスタ氏は27日、日米など12カ国が2月に署名した環太平洋連携協定(TPP)について「クリントン氏は選挙前も選挙後も反対だ。(日本など参加国との)再交渉に関心はない。断言する」と強調した。クリントン氏は再交渉を示唆していた。

 フィラデルフィアでの記者会見で語った。バージニア州のマコーリフ知事(民主党)が26日、クリントン氏は大統領に就任すれば賛成に転じるだろうとの見方を示していたが、ポデスタ氏はこうした観測を強く否定した。

 発言には、TPPに断固反対するサンダース上院議員の支持者を取り込む狙いもありそうだ。(共同)