Friday, August 18, 2017 10:55 AM

ウクライナ大使が流出否定 北朝鮮ICBMエンジン

 ウクライナのイーホル・ハルチェンコ駐日大使が18日、共同通信のインタビューに応じ、ウクライナの国営企業から北朝鮮に大陸間弾道ミサイル(ICBM)のエンジン技術が流出したと指摘されたことについて「1991年の独立以降(軍事面で)北朝鮮といかなる関係もない」と述べ、関与を全面的に否定した。

 英シンクタンク国際戦略研究所(IISS)の専門家は14日、ウクライナ東部ドニプロの国営企業「ユジマシ」で生産された液体燃料エンジン「RD250」を北朝鮮が最近入手し、技術を向上させた可能性があるとの分析を発表した。

 ハルチェンコ氏によると、ユジマシでは旧ソ連時代の65年から91年までRD250を製造していたが、「91年のウクライナ独立以降、軍事用のエンジンやその改良品は製造していない」と説明した。(共同)