Wednesday, August 23, 2017 10:58 AM

車鋼板、1年半ぶり値下げ トヨタと鉄鋼大手が合意

 トヨタ自動車と新日鉄住金などの鉄鋼大手が、2017年度上半期(4〜9月)の自動車用鋼板価格を、16年度下半期(16年10月〜17年3月)に比べて値下げすることで合意したことが23日、分かった。製鉄に使う石炭の価格高騰が一段落したため。値下げは15年度下半期(15年10月〜16年3月)以来、1年半ぶりとなる。

 トヨタと鉄鋼大手の価格交渉の結果は造船や電機など他の産業にも影響を与えるとされ、値下げの動きが広がりそうだ。自動車や家電メーカーにとっては生産コストの抑制につながる半面、鉄鋼各社の業績には逆風だ。

 値下げ幅は1トン当たり数千円。鋼板価格は半年ごとに交渉して決めており、17年4月にさかのぼって適用する。(共同)