Thursday, July 28, 2016 10:07 AM

クリントン氏、指名受諾演説へ 初の女性大統領へ決意表明

 民主党のクリントン前国務長官は、党大会最終日の28日(日本時間29日午前)、大統領候補指名の受諾演説を行う。米国史上初の女性大統領になる決意を表明。米国をさらに発展させる「変革者」として、女性の地位向上や教育問題、中間層の底上げに取り組む考えを強調する。

 共和党は先週の党大会で実業家ドナルド・トランプ氏と、インディアナ州のマイク・ペンス州知事を正副大統領候補に指名。民主党副大統領候補には27日、ティム・ケーン上院議員が正式指名され、両党の正副候補が出そろい、対決の構図が正式に決まった。

 クリントン氏は過激派組織「イスラム国」(IS)などによるテロ対策に全力を挙げ、米国と世界をより安全にすると約束。トランプ氏は米国を分断しようとしていると批判し、国難に対処するため党派、人種対立を乗り越えた結束を米国民に呼び掛ける考えだ。(共同)