Thursday, July 28, 2016 10:07 AM
生産停止で首位争い明暗 地震や事故、18万台影響
トヨタ自動車の2016年上半期のグループ世界販売は、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)に12万台余りの差をつけられ、2位にとどまった。トヨタは熊本地震やグループ工場での事故による生産停止で計約18万台に影響したとしており、減産分が首位争いの明暗を分けた形だ。
トヨタは、2月にグループの愛知製鋼で爆発事故が起き、国内の車両生産を約1週間停止。4月の熊本地震ではアイシン精機の子会社が被災し、合計で約17万台の減産となった。5月にもアイシンの別の子会社で爆発事故があり、生産がさらに約1万台減った。
上半期ベースでのグループ販売が500万台を割り込んだのは3年ぶり。トヨタは3年連続の1000万台超えに向け、年内に減産分の挽回を目指す方針だ。5〜6月の国内生産台数は前年同月を上回る水準が続いている。(共同)
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