Thursday, August 24, 2017 11:11 AM

北朝鮮、25日に「先軍節」 挑発行動警戒、対話模索も

 北朝鮮は25日、故金正日総書記が軍重視の政治指導を開始したとされる記念日「先軍節」を迎える。米朝間の威嚇の応酬は小康状態で、緊張緩和と対話再開を模索する動きも出つつある。しかし日米韓の防衛当局は北朝鮮が弾道ミサイル発射などの挑発行動に出る可能性は排除できないとみて、警戒を続けている。

 平壌市内では24日、先軍節を祝う看板や国旗が街頭に飾られ始め、祝日ムードが出てきた。「不敗の核強国」「ロケット(ミサイル)盟主国」の文字と共にミサイルが描かれた看板も新たに登場し、核戦力を誇示する様子もうかがわれた。

 一方、金正恩朝鮮労働党委員長は最近、グアム沖へのミサイル発射計画を当面見送る考えを示唆。トランプ大統領は22日、西部アリゾナ州フェニックスでの演説で「金正恩はわれわれに敬意を払い始めている。何か前向きなことが起きるかもしれない」と述べ、情勢好転に期待を示した。(共同)