Thursday, July 28, 2016 10:07 AM

原爆投下説明の写真寄贈 米研究所から広島市へ

 広島市中区の原爆資料館は28日、第2次大戦中、原爆開発のための「マンハッタン計画」を主導した米軍が当時のトルーマン政権幹部へ投下時の威力を説明した際に使ったとみられる資料写真が、ワシントンの民間研究機関「スティムソンセンター」から寄贈されたと明らかにした。

 資料館によると、寄贈されたのは人類初の核実験「トリニティ」の様子や広島、長崎両市の原爆投下前後の航空写真に被害状況などを示した写真計21点。長崎市とも話し合い、広島の原爆資料館で収蔵することが決まった。

 資料館が初めて確認したのは、投下前の空撮写真上で軍事施設などに1〜14の番号を付けた資料。投下目標を把握するためとみられる。(共同)