Monday, August 28, 2017 12:55 PM
地域差縮小、底上げ継続 学力テスト、政令市平均以上多く
文部科学省は28日、小学6年と中学3年の全員を対象に4月に実施した2017年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト)の結果を公表した。公立校の都道府県別平均正答数を過去と比べると、地域差縮小が進み下位層の底上げ傾向が続いていると説明。初公表の政令指定都市は多くが全国平均を上回った。一方、知識活用問題は依然苦手とされた。児童生徒アンケートでは部活動時間や主体的な学びへの意識を尋ね、学力との関係を分析した。
文科省は、年度ごとの全国平均正答数を100と換算し、都道府県の上位層と下位層の平均正答数の差を比較。中3の数学Bでは08年度に6ポイントあったが17年度は4ポイントになり、小6の国語Aでは13年度に5ポイント以上あった差が3.7ポイントに縮まった。
前年度より差が開いた教科もあるが、担当者は「下位層が平均に近づく傾向はここ数年変わらない。先進的な授業内容を共有するなどの努力が奏功している」と述べた。(共同)
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