Friday, September 01, 2017 11:16 AM

名古屋港でヒアリ約1000匹 過去最多、コンテナから

 愛知県と名古屋市などは1日、名古屋港に陸揚げされたコンテナ内から、南米原産の強毒アリ「ヒアリ」約1000匹の死骸が見つかったと発表した。県によると、女王アリ1匹も含まれ、過去最多の発見数としている。コンテナは中国・天津で積まれたもので、環境省が今後、周辺2キロで調査を続ける。

 コンテナは愛知県弥富市の岸壁に8月21日に陸揚げされ、30日に名古屋市港区の事業者敷地に移されていた。コンテナの入り口付近で、事業者が女王アリを含む約30匹の生きたヒアリを発見。名古屋港管理組合に届けた上でコンテナを密封、殺虫処分した。

 その後、同組合と環境省などがコンテナ底部のベニヤ板をはがして調べたところ、内部から最終的に計約1000匹の死骸が見つかり、9月1日にヒアリと確認した。(共同)