Friday, July 29, 2016 9:53 AM
主要候補者、安保法に賛否 憲法改正スタンス三者三様
31日投開票の東京都知事選では、政治家として国政の課題をどう考えているか、各候補者の基本姿勢にも注目が集まっている。共同通信社は主要候補者に見解を求め、29日までに結果をとりまとめた。安全保障関連法については、廃止を求めるジャーナリスト鳥越俊太郎氏(76)に対し、元総務相増田寛也氏(64)と元防衛相小池百合子氏(64)は肯定する立場だ。
安全保障関連法は集団的自衛権の行使を可能とした。鳥越氏は「憲法9条を揺るがすもので認められない」と反対姿勢を鮮明にする。一方、増田氏は「日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増している」との認識を前提に、日米同盟の強化などが抑止力向上につながると評価する立場だ。小池氏も「アジア太平洋地域、国際社会全体における平和、安全、繁栄への脅威が明らかな中、必要な法律だ」と肯定する。
憲法改正を目指す動きについては鳥越氏が「首都の知事として平和と憲法を守り、核のない社会を東京から実現する取り組みを進める」として改憲阻止をうたう一方、増田氏は「国会で十分な議論をすべきだ」と述べるにとどめた。(共同)
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