Tuesday, September 05, 2017 5:50 PM

利上げ「米経済に打撃も」 ミネアポリス連銀総裁

 ミネアポリス連邦準備銀行のカシュカリ総裁は5日、これまでの連邦準備理事会(FRB)の利上げによって物価と賃金上昇、雇用拡大のペースが鈍化しており、米経済に「実質的な打撃」を与えている可能性があるとの見方を示した。ロイター通信が報じた。

 カシュカリ総裁は「労働市場には想定よりも多くのスラック(需給の緩み)があるかもしれない」と発言。「FRBはインフレ見通しを低下させた可能性がある」とした。

 カシュカリ総裁は今年、FRBの利上げに反対票を投じている。(共同)