Friday, July 29, 2016 5:45 PM

4〜6月GDP「過剰反応してはならない」 ダラス連銀総裁

 ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁は29日、この日発表の4〜6月期の国内総生産(GDP)が低調だったことについて「1回のデータに過剰反応してはならない。今回の数字は改定される」と述べた。ニューメキシコ州アルバカーキで開かれたイベントに出席した後、記者団に語った。ロイター通信が伝えた。

 総裁は、9月20、21両日に開かれる次回の連邦公開市場委員会(FOMC)まで、GDPに「回復継続や前向きな勢い」があるかどうか、また「労働市場の改善や、物価動向のいくらかの前進」を示す追加の情報があるかどうか注視するとした。

 イベントでは、米連邦準備制度理事会(FRB)が掲げる物価と雇用の二大政策目標達成に向けた歩みは「緩慢」だと述べた。(共同)