Friday, July 29, 2016 5:46 PM

民主別組織もサイバー被害 FBI捜査、ロシア関与か

 民主党の連邦下院選向け資金集めなどを担う組織がサイバー攻撃を受け、連邦捜査局(FBI)が捜査していることが29日、分かった。複数の関係者はワシントン・ポスト紙に、民主党全国委員会にサイバー攻撃を仕掛けたのと同じロシア政府情報機関が関与したとみられると語った。

 FBIは民主党大統領候補クリントン氏や共和党候補トランプ氏の陣営などにも攻撃していないか捜査を広げている。ロシアが米大統領選に影響を与えようとしているとの見方もある。

 今回サイバー攻撃の被害が明らかになったのは民主党下院選挙対策委員会(DCCC)。今年6月に攻撃が始まったとみられる。どのような情報がどの程度流出したのか不明だが、同委には献金者の個人情報が集まっており、標的になった可能性もある。(共同)