Monday, August 01, 2016 10:23 AM

東京湾でM9と誤報 気象庁、落雷が原因か

 気象庁は1日、東京湾でマグニチュード(M)9.0以上の地震が発生したとの緊急地震速報を出し、直後に取り消した。首都圏では電車が運転を見合わせるなどの影響が出た。実際に地震は起きておらず、落雷による誤信号が原因の可能性があるとみて、気象庁が状況を調べている。

 気象庁によると、1日午後5時9分ごろ、千葉県富津市付近で最大震度7が予測されるとの緊急地震速報を発表したが、揺れが観測されなかったため、取り消した。また同12分ごろにも震度5弱以上を予測した速報を発表したが取り消した。

 当時富津市付近では雷雲が発達しており、気象庁は観測点周辺での落雷によって流れた電気信号を揺れとして感知した可能性があるとしている。(共同)