Monday, August 01, 2016 10:23 AM

都に利権追及チーム設置へ 小池氏、議会と連携模索

 7月31日に投開票された東京都知事選で初当選した元防衛相の小池百合子氏(64)は1日、豊島区の事務所で記者会見し、公約に掲げた都政の透明化に向け「利権追及チーム」の設置を表明した。選挙中に繰り返していた都議会自民党への批判を控えて「都民の利益のためには接点がある」と述べ、議会側に協力を求め、連携を模索する姿勢を強調した。

 出演したテレビ番組では、開催費用の大幅増が懸念される2020年東京五輪・パラリンピックの都の負担について「できるだけ少なくしたい」と改めて主張。5日に開幕するリオデジャネイロ五輪の閉会式で五輪旗を引き継ぐセレモニーは「都知事の任務だ。とんぼ返りにせざるを得ないと思う」と出席を明言し「都民の目線もあるので、ビジネスクラスを使う」と話した。

 小池氏は2日に初登庁し、当選証書を受け取った後、議会各会派へのあいさつや職員への訓示などをする予定。(共同)