Monday, August 01, 2016 5:51 PM
在韓被爆者の存在知って 東京・新大久保で企画展
東京・新大久保のコリアタウンにある「高麗博物館」で、在韓被爆者の問題を紹介する企画展「被ばく71年 韓国・朝鮮人と日本」が開かれている。8月6日の広島原爆の日には記念講演会もあり、「原爆の被害者は日本人だけではないことを知ってほしい」と来館を呼び掛けている。
韓国には約2500人の被爆者が生存している。朝鮮半島が日本の植民地だった時代、出稼ぎや徴用先の広島・長崎で被爆し、戦後に韓国へ帰った人々だ。韓国原爆被害者協会は「被爆者10人に1人が韓国人」と強調している。
企画展は、「原爆の図」で知られる丸木位里、俊夫妻が朝鮮人被爆者をテーマに描いた「からす」の写真パネルを中心に、在韓被爆者が裁判闘争を通じて少しずつ補償を勝ち取ってきた歴史などをパネルで紹介している。(共同)
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