Monday, August 01, 2016 5:52 PM

トルコ、米に反乱非難要求 首相、訪問の統参議長に

 米軍のダンフォード統合参謀本部議長は1日、トルコの首都アンカラを訪問しユルドゥルム首相らと会談した。7月15日のクーデター未遂後、米要人のトルコ訪問は初めて。アナトリア通信によると、ユルドゥルム首相は議長に「明快で断固とした立場」で反乱を非難するよう要求した。

 今回の訪問で米側には、過激派組織「イスラム国」(IS)掃討などでトルコとの協力維持を確認する狙いがある。これに対しトルコ政府は「反乱勢力」の粛清容認を突き付けた。

 拡大を続ける粛清に対しては、反政府勢力を幅広く狙った「魔女狩り」(野党幹部)との批判が付きまとう。米政府は今後、難しい対応を迫られそうだ。(共同)