Tuesday, August 02, 2016 9:58 AM

テロ首謀者情報に報奨金 バングラ、約260万円

 日本人7人が死亡したバングラデシュ飲食店襲撃テロで、バングラデシュ警察は2日、首謀者の一人とみなすタミム・チョードリー容疑者の拘束につながる情報の提供者に報奨金200万タカ(約260万円)を与えると発表した。過激派組織「イスラム国」(IS)のバングラデシュ支部司令官を名乗っているとされる。

 ISは2日までに英字機関誌ダビクを公開し「十字軍の外国人が集まる店を特殊作戦の戦士5人が攻撃した」と、改めてテロ実行を主張した。CNNテレビや地元紙によると、この特殊作戦は自爆覚悟の戦闘員らが集団で攻撃するもので、ISの最近のテロで目立つ手口という。

 チョードリー容疑者はカナダとの二重国籍で2013年に帰国して失踪した。警察は地元過激派ジャマトゥル・ムジャヒディン・バングラデシュ(JMB)の分派「新JMB」指導者で、IS支部の司令官を名乗っているとみている。隣国インドに入国した可能性もあるという。(共同)