Tuesday, August 02, 2016 9:59 AM
NY州「難民愛する町」 相互恩恵で活性化
ニューヨーク州に毎年数百人の難民を受け入れて地域の活性化につなげている町がある。大統領選で共和党のトランプ候補がイスラム教徒排斥を主張するのを尻目に、シリア難民を受け入れる計画もある。人口減は止まり、経済は潤う。難民と地元双方が恩恵を受ける関係だ。国連は「難民を愛する町」と称賛。欧州各国も注目する。
「ICU(集中治療室)は何の略?」「ベビー(赤ちゃん)のつづりは?」。米国旗が掲げられた教室でミャンマーやネパール、ウクライナ、ソマリアの出身者が真剣な表情で英語学習に励んでいた。同州中部ユーティカの難民支援センター。この日は救急病院での会話が素材だ。
センターは、厳しい身元調査を経て入国した難民を空港で出迎え、職や住宅から英語指導まで生活全般を支援する。(共同)
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