Tuesday, August 02, 2016 10:00 AM

クリントン氏に批判再燃 メール問題、好感度は低調

 大統領選の民主党候補クリントン前国務長官(68)が長官時代の私用メール問題で「私が誠実だと連邦捜査局(FBI)も認めた」と強弁し、批判が再燃している。「結束は力」を訴えた党大会の効果で支持率は上昇したが、好感度は低調。共和党候補のトランプ氏(70)と対決する本選まで約3カ月。不信感払拭の道は険しい。

 クリントン氏は7月31日のFOXテレビのインタビューに登場した。長官在任時に私用メールで機密を送受信したことが「重要情報をやりとりしていない」とした以前の主張と矛盾することを問われ、当時は機密扱いでなかったと釈明。調査に当たったFBIも、同氏が一貫した説明をしてきたと理解していると強気の表情で語った。

 起訴こそしなかったが、実際にはFBIのコミー長官が7月の記者会見で「極めて軽率」とクリントン氏の対応を疑問視。議会公聴会でも同氏の説明は「真実ではない」と断言していた。(共同)