Tuesday, August 02, 2016 10:01 AM

アベノミクス「改良を」 IMF、政策に不透明感

 国際通貨基金(IMF)は2日、日本経済に関する年次審査の報告書を発表した。現状では経済成長、財政健全化、物価上昇のいずれの目標も予定通り達成できず、消費税増税を先送りするなど政策の不透明感も高まっていると分析。安倍政権の経済政策「アベノミクス」は「岐路に立たされており、思い切った改良が必要だ」と提言した。

 安倍政権は物価変動の影響を除いた実質で年2%の成長を目指しているが、IMFは2016年が0.3%、17年は経済対策の効果を除き0.1%と予測。個人消費の弱さに加え、最近の円高が輸出と投資の足かせになると見込んだ。中長期的にも、0.5%程度とされる潜在成長率並みの低成長が続くと指摘した。

 財政については「巨額の公的債務を抱え、持続可能ではない」とし、20年度に国と地方の基礎的財政収支を黒字化する目標には「現状では手が届かない」と指摘した。(共同)