Tuesday, August 02, 2016 1:09 PM

健全な雇用の伸びあるか注視 ダラス連銀総裁

 ダラス連邦準備銀行のカプラン総裁は2日、米経済のスラック(緩み)解消に対する自信を持つために、月々の新規雇用が8万人から12万5000人を超える「健全な範囲」を維持するかどうか注視していると述べた。講演のために訪れている北京で語った。ロイター通信が伝えた。

 4〜6月期の経済成長の低さと、高い雇用の伸びが整合するかどうかをみるには、もう少し情報が必要だと述べた上で、追加利上げについては、忍耐強く、注意深く臨むべきだとの考えを強調した。

 金融政策の効果が現れるまでには時間がかかるとも指摘。連邦準備制度理事会(FRB)は、2%のインフレ目標の達成度合いを見極めつつ、利上げのタイミングを測るべきだとした。(共同)