Wednesday, August 03, 2016 9:55 AM

北朝鮮ミサイル秋田沖落下 排他的経済水域内に初

 韓国軍合同参謀本部によると、北朝鮮は3日午前7時50分(日本時間同)ごろ、黄海側の南西部・黄海南道殷栗付近から日本海に向け、弾道ミサイルを発射した。日本のほぼ全域を射程に収める中距離弾道ミサイル「ノドン」(射程1300キロ)とみられる。防衛省によると、約1000キロ飛行し、秋田県男鹿半島の西250キロの日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下した。北朝鮮ミサイルの弾頭部分が日本のEEZ内に落下したのは初めて。

 現時点で航空機や船舶への被害は確認されていない。金正恩体制は米韓に加え、第3次安倍再改造内閣に合わせた発射で日本をけん制する狙いもあるとみられる。日本政府は北京の大使館ルートを通じて厳重抗議した。

 政府は3日午前、国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合を首相官邸で開催した。安倍晋三首相は「米国、韓国と連携し毅然とした対応をする」と述べた。(共同)