Wednesday, August 03, 2016 3:27 PM

もんじゅで保安規定違反 約半年、規定の対応取らず

 原子力規制委員会は3日、日本原子力研究開発機構の高速増殖炉もんじゅ(福井県)で昨年11月、使用済み燃料プールの浄化装置で警報が鳴ったにもかかわらず、手順書で決められた対応を約半年間、取っていなかったことなどを保安規定違反と認定した。

 もんじゅを巡っては、新たな運営主体について、文部科学相が近く規制委に回答する見通し。

 田中俊一委員長は「警報が鳴ってすぐに対応しないのは想像を絶する。安全文化が根本から欠けていると言わざるを得ない」と批判した。(共同)