Monday, October 30, 2017 10:45 AM

豊洲市場移転、来年10月に 築地最大の仲卸団体了承

 築地市場(東京都中央区)で最多の組合員を抱える業界団体「東京魚市場卸協同組合(東卸)」は30日、理事会を開き、豊洲市場(江東区)への移転時期を2018年10月とすることを了承した。都は今月16日、移転時期を「18年9〜10月」と業界側に示し、各団体と調整するとしていた。

 約540の水産仲卸業者でつくる東卸は、豊洲移転反対派が多いとされる。最終決定ではないものの、理事会がまとまったことで、移転日決定に向け協議が進む見通しとなった。今後、都や他の業界団体と「新市場建設協議会」で話し合う。

 関係者によると、市場の開場日は商売繁盛を願って大安とすることが多く、引っ越し作業に数日間が必要なことを踏まえると、直前に3連休がある10月11日が有力になるとみられる。(共同)