Thursday, August 04, 2016 11:30 AM

原爆投下は「野蛮な犯罪」 ロシア下院議長が非難

 インタファクス通信によると、ロシアのナルイシキン下院議長は4日、米軍による広島と長崎への原爆投下について「市民を狙った野蛮で冷酷な行為で、人間性に対する犯罪と言える」と強く非難し、「軍事的見地からも到底、正当化できない」と述べた。

 原爆投下の非人道性を強調することで、日米の同盟関係にくさびを打ち込む狙いとみられる。

 ナルイシキン氏は6月に訪日した際、安倍首相と会談し、原爆投下後の広島、長崎の状況を示すソ連軍撮影の映像を渡していた。オバマ大統領による5月27日の広島訪問についても、政府の統制下にあるロシアのメディアは冷淡な扱いだった。(共同)