Thursday, August 04, 2016 11:31 AM
回転馬車、130年に幕 ウィーン観光名所の遊園地
オーストリアの首都ウィーンの観光名所であるプラーター遊園地で、生きたポニーが客車を引く回転馬車が来年1月半ばで営業を終了し、130年の歴史に幕を閉じることが4日までに決まった。
最も古くから続くアトラクションだったが、客数減少やウィーン市の動物飼育規則の厳格化で採算が合わなくなり、動物虐待との非難も高まったことを受けた措置。昔を懐かしむ市民からは「ウィーンの伝統がまた一つ消え、少し寂しい」との声も上がっている。
遊園地のあるプラーター公園はオーストリア皇帝の狩猟地だった。250年前に市民に開放し、回転馬車は1887年に設置された。第2次大戦中に爆撃を受けて焼失したが、その後、復興を遂げた。(共同)
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