Thursday, August 04, 2016 11:31 AM

重鎮がトランプ氏に苦言 共和党内で不安拡大

 大統領選の共和党候補トランプ氏が米兵の遺族と対立している問題で、党重鎮のギングリッチ元下院議長は3日、民主党候補のクリントン前国務長官を利するだけだと苦言を呈した。トランプ氏の資質に対する不安が共和党内で拡大している。

 ギングリッチ氏は、米メディアに対し「今のトランプ氏は自滅的だ」と指摘。「クリントン氏の勝利に手を貸している。今のままでは大統領になれない」と強調した。

 8年ぶりの政権奪還の目標に打撃を与えかねないトランプ氏の振る舞いに、共和党全国委員会のプリーバス委員長もいら立ちを募らせ、ABCテレビによると2日には電話で直接不満を伝えた。(共同)