Monday, November 27, 2017 11:32 AM

噴火警戒レベル最高に バリ島、国際空港を閉鎖

 インドネシア火山地質災害対策局は27日、バリ島東部アグン山(標高3000メートル超)の噴火警戒レベルを4段階の最高に引き上げた。21日の噴火以降、火山活動が活発化したための措置。バリ国際空港は27日、火山灰の影響で閉鎖され、情報を求める乗客で混乱した。日本人も多く訪れる同国屈指の観光地の警戒態勢は長期化するとみられ、観光業への影響が懸念される。

 空港閉鎖は28日朝までの予定。噴火警戒レベル引き上げに伴い、山頂から6〜7.5キロに設けられた立ち入り禁止区域は8〜10キロに拡大した。

 火山地質災害対策局は27日も噴煙が山頂から約3キロの高さまで達したのを確認。火口付近で炎も目視で観測されたとしている。担当者は「爆発的噴火が既に起きた。今後、より大きな噴火につながる可能性がある」と述べた。(共同)