Thursday, August 04, 2016 5:45 PM

NY株反落、2ドル安 米雇用統計控え様子見

 4日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米雇用統計の発表を翌日に控えて様子見ムードが広がり、前日比2.95ドル安の1万8352.05ドルと小幅反落で取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は6.51ポイント高の5166.25と続伸した。

 投資家は今回の雇用統計を9月の米利上げの有無を占う上で重要視しており、内容を見極めようと積極的な取引は手控えられた。このところ米景気の先行きに警戒感も強まっており「内容があまりに悪ければ株式相場は下落する」(米アナリスト)との声が上がっていた。

 英国の金融緩和決定を好感し、ダウ平均は朝方に40ドルを超えて上昇したが、利益確定売りに押されて続かなかった。(共同)