Wednesday, November 29, 2017 10:10 AM
シリコンバレーに開発拠点 パナ、住宅向け拡充へ新設
パナソニックは29日、米国のITベンチャー企業などが集まるシリコンバレー(カリフォルニア州)に住宅向けの商品やサービスの開発拠点を新設したと発表した。社内の若手と現地採用の技術者で少数精鋭のチームをつくり、先端技術とデザインを融合させた商品の開発スピードを上げる。
パナソニックは10月にパナホームを完全子会社化するなど住宅関連事業に力を入れており、照明や空調といった家電事業やデジタル事業で培った技術を生かした商品を拡充させたい考えだ。新たな拠点は人工知能(AI)や建築デザイン、ロボットなどを専門とする若手で7月に立ち上げており、現在は約30人だが今後100人程度まで増やす。
パナソニックの担当幹部は「社内調整や品質への過剰なこだわりなどの無駄を廃し、圧倒的な開発時間の短縮を目指す」と強調。将来的に新会社として一定の独立性を持たせることも検討する。(共同)
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