Friday, August 05, 2016 11:10 AM
タカタは減収減益 リコールで特損44億円
エアバッグのリコール(無料の回収・修理)問題に揺れるタカタが5日発表した2016年4〜6月期連結決算は、売上高が前年同期比6.6%減の1693億円、純利益が32.9%減の20億円の減収減益だった。リコール関連の費用44億円を特別損失として計上したことや円高の影響が減益要因となった。
タカタ製エアバッグのリコール関連費用は、全体で1兆円規模に上る見通しだが、自動車メーカーとの間でどう分担するか決まっておらず、4〜6月期には計上しなかった。
17年3月期の通期の予想は黒字のまま据え置いた。しかし自動車メーカーとの費用分担が決まれば、多額の損失計上を迫られる可能性が高く、経営悪化は避けられない見通しだ。(共同)
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