Friday, August 05, 2016 11:11 AM

イチロー高地で達成なるか ジーター「3000以上」掲載

 イチローの所属するマーリンズは、4日は試合がなく5日からデンバーでロッキーズとの3連戦。大リーグ通算3000安打まであと2本としてから10打席ヒットがないが、高地にあり打球が飛ぶことで知られる球場で偉業達成が期待される。そんな中、米球界のスーパースター、元ヤンキース主将ジーターが自ら立ち上げたスポーツサイトで「3000以上」と題してイチローについて情感たっぷりの述懐を掲載した。

 ジーターは好敵手として戦い、晩年は良き同僚でもあったイチローについて、体のケアや技術向上の努力を欠かさないことを挙げて「継続力のお手本として敬意を抱いていた。見過ごされやすいが(最も)大事な資質」と野球に対しての真摯な取り組みをたたえている。2013年の球宴休み中には、イチローがその日はヤンキースタジアムで自主練習ができないと知ると、通訳とともにセントラルパークに移動してキャッチボールを行ったことも紹介した。

 また「忘れがたい思い出」として12年のリーグ優勝決定シリーズで自身が足首骨折の大けがを負った直後、イチローがユニホームを着替えないまま帰宅するまで無言で付き添ってくれたことをつづっている。(共同)