Friday, August 05, 2016 11:12 AM
違反歴理由は二重制裁 CAS、訴え一部認める
スポーツ仲裁裁判所(CAS)は4日、ロシアの国ぐるみのドーピング問題で、リオデジャネイロ五輪への出場資格がないと判断された競泳女子のユリア・エフィモワ選手の不服申し立てを一部認める裁定を下したと発表した。ドーピング違反歴を理由とした出場禁止は過去に受けた処分を根拠に追加処分を科す「二重制裁」に当たると判断した。
ボートの2選手に対する同様の裁定結果も発表した。ただし五輪出場までは認めず、各国際競技連盟(IF)に出場資格の有無を早急に精査するよう求めた。5日(日本時間6日)の開幕前に、混乱も予想される。
2012年ロンドン五輪200メートル平泳ぎ銅メダルのエフィモワ選手はドーピング違反の処分歴がある。国際オリンピック委員会(IOC)は違反歴がないことや、国外での検査で潔白を証明できることなどを条件に、IFにリオ五輪出場可否の判断を委ね、国際水泳連盟は同選手には参加資格がないと判断していた。(共同)
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