Tuesday, December 05, 2017 11:05 AM

被爆者演説、イシグロ氏も ノーベル週間始まる

 10日のノーベル賞授賞式に向け、スウェーデンとノルウェーで関連行事が行われる「ノーベルウイーク」が6日始まる。文学賞を受ける長崎出身の英国人作家カズオ・イシグロ氏(63)が7日に記念講演。「核兵器廃絶国際キャンペーン」(ICAN)の平和賞授賞式ではカナダ在住の被爆者サーロー節子さん(85)も演説し「核兵器なき世界」の実現を訴える。

 イシグロ氏は6日午後にスウェーデン・ストックホルムにある文学賞の選考主体スウェーデン・アカデミーで記者会見し、改めて喜びを語る。記念講演は授賞式と並ぶハイライトで、自らの作品や文学論を聴衆に語り掛ける。

 ブラックホールの合体で放射された重力波を捉え、物理学賞に決まった米国の重力波望遠鏡「LIGO」のチームの3人や、医学生理学賞、化学賞、経済学賞の受賞者もそれぞれ記者会見と記念講演。(共同)