Friday, August 05, 2016 11:13 AM

破壊措置、常時発令へ 北朝鮮ミサイルに対応

 政府は、北朝鮮の弾道ミサイル発射に備え、自衛隊による迎撃を可能とする破壊措置命令を常時発令した状態にする方向で検討に入った。北朝鮮が発射台付き車両を使った場合、発射の兆候が事前に把握しづらいため、常時迎撃できる態勢を整えるのが目的。政府関係者が5日明らかにした。

 ただ長期間、迎撃態勢を維持するには、部隊や装備品の充実が不可欠とされ、実際の運用には課題もありそうだ。

 これまでは発射兆候を事前につかんだ際に、その都度命令を出し、海上配備型迎撃ミサイル(SM3)搭載の海上自衛隊のイージス艦や、航空自衛隊の地対空誘導弾パトリオット(PAC3)を展開させていた。(共同)