Friday, August 05, 2016 11:13 AM

トヨタ、不妊治療支援へ 1月めどに休暇制度導入

 トヨタ自動車が来年1月をめどに、不妊治療を受けるための新たな休暇制度を導入することが5日、分かった。年間5日程度の休暇を取得できるようにし、その間は無給とする方向で労働組合側と調整している。仕事と出産の両立を支援して人材確保につなげる。

 大手企業を中心に「妊活(妊娠・出産を目指す活動)」をしている女性社員を支援する取り組みが増えており、トヨタが導入すれば同様の動きが加速しそうだ。富士ゼロックスやIT大手のサイバーエージェントなどは、既に支援策を採用している。

 トヨタは、8月中をめどに在宅勤務制度を大幅に拡大することも検討している。人口減少に伴う人手不足が懸念される中で、優秀な社員が子育てや介護などを理由に離職するのを食い止める考えだ。(共同)