Friday, August 05, 2016 11:14 AM

蓮舫氏、立候補を表明 改憲議論に積極姿勢

 民進党の蓮舫代表代行(48)は5日、党本部で記者会見し、9月の党代表選に立候補する意向を正式に表明した。退任する岡田克也代表の事実上の後継と目され、執行部系の有力候補となる。安倍政権が目指す憲法改正について「9条は絶対に守る。改正に必要な条文は党内で議論し、提言するのは当然だ」と述べ、議論に積極的な姿勢を示した。前原誠司元外相(54)ら非主流派の動向が焦点となる。

 蓮舫氏は、改憲に関し「立法府の一員として、(国会の)憲法審査会が動いたら積極的に参加する」と述べた。岡田氏は安倍政権下の改憲論議について、立憲主義を順守するなどの条件付きで応じる立場だが、蓮舫氏は条件に言及しなかった。

 共産党を含む野党共闘の在り方については「基本的枠組みは維持しつつ、検討を必要とする」とし、岡田執行部がまとめた参院選総括を踏襲。次期衆院選の対応に触れ「綱領や政策が違う政党とは、一緒に政権を目指さない」とも強調した。(共同)