Friday, August 05, 2016 11:15 AM
米雇用25.5万人増と好調 7月、市場予想上回る
米労働省が5日発表した7月の雇用統計(速報、季節調整済み)は、景気動向を敏感に映す非農業部門の就業者数が前月から25万5000人増えた。18万人程度だった市場予想を大きく上回り、5月と6月の就業者数の増加幅も上方修正された。雇用情勢の堅調な回復を示し、早期の追加利上げ観測が浮上する可能性がある。
7月の失業率は前月と同じ4.9%だった。就業者数の増加幅は7月までの3カ月平均で19万人となり、雇用が順調に拡大している目安とされる20万人に近づいた。米連邦準備制度理事会(FRB)は、当面の金融政策を決める9月20、21日の連邦公開市場委員会(FOMC)で、追加利上げの是非を慎重に判断することになりそうだ。
7月の就業者数は民間部門が21万7000人、政府部門が3万8000人それぞれ増えた。民間部門では、一時雇用を含む専門職や医療・介護関係の雇用が増えた。海外経済の減速による悪影響を受けている製造業も2カ月連続でプラスだった。(共同)
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