Tuesday, December 12, 2017 10:29 AM

新幹線台車に亀裂、油漏れ 初の重大インシデント

 博多発東京行きのぞみ34号が11日に走行中、車両から異臭や異常音がして東海道新幹線名古屋駅で運休となったトラブルがあり、車両を所有するJR西日本は12日、車体と車軸を固定する鋼製の台車枠に亀裂が、台車に油漏れが見つかったと発表した。

 運輸安全委員会は同日、事故につながる恐れがあったとして2001年に前身の航空・鉄道事故調査委員会ができて以降、新幹線で初の重大インシデントと認定し、鉄道事故調査官を名古屋駅に派遣した。

 問題の列車は亀裂が拡大する恐れがあるとして、名古屋駅のホームに停車中。今後、JR西などが車両を移して詳しい原因を調べる。(共同)