Friday, August 05, 2016 11:16 AM

広島、6日原爆の日 被爆地訪問呼び掛け

 広島は6日、被爆から71年の「原爆の日」を迎え、広島市中区の平和記念公園で午前8時から「原爆死没者慰霊式・平和祈念式」(平和記念式典)が営まれる。松井一実市長は6日に読み上げる平和宣言で、各国の指導者に改めて被爆地を訪問するよう要請する。

 広島市によると、この1年で亡くなったり死亡が確認されたりして、原爆死没者名簿に新たに記帳された被爆者は5511人に上り、これまでに記帳された死没者の総数が計30万3195人となった。市は式典で、この名簿を原爆慰霊碑の石室に奉納する。

 平和宣言で松井市長は、5月に広島を訪れたオバマ米大統領の平和記念公園での演説から「核を保有する国々は恐怖の論理から逃れ、核兵器のない世界を追求する勇気を持たなければならない」という一節を引用。核廃絶に立ち向かう行動理念として「情熱」と「連帯」を呼び掛ける。(共同)