Wednesday, December 13, 2017 10:41 AM

温暖化対策加速へ行動計画 パリ協定首脳級会議

 地球温暖化対策の国際的枠組み「パリ協定」の採択から2年を迎えた12日、協定推進に向けた結束を確認するため、パリ郊外で開かれた首脳級会議「ワン・プラネット・サミット」は「政府系ファンドの投資拡充」「運輸産業の脱炭素化」など計12項目の行動計画をまとめた文書を発表し、閉会した。

 温暖化対策資金の確保を主要テーマに、会議開催を提唱したフランスのマクロン大統領は閉会演説で「官民を問わず、具体的な行動を加速させなければ温暖化との闘いに勝てない」と述べ、経済界や市民らの積極的な関与を促した。

 12項目の行動計画は(1)産油国などの政府系ファンドが投資連合を組み、途上国のエネルギー転換に投資(2)電気自動車(EV)普及政策の世界規模の拡大(3)農業、港湾といった分野別の温暖化被害対策基金を新設ーなど。(共同)