Monday, August 08, 2016 10:36 AM
ロシアはリオ・パラ除外 薬物問題で資格停止の厳罰
国際パラリンピック委員会(IPC)のクレーブン会長(英国)は7日、リオデジャネイロで記者会見し、国家ぐるみのドーピング問題が発覚したロシアのパラリンピック委員会(RPC)を資格停止とし、9月のリオデジャネイロ大会から同国選手団を全面除外すると発表した。
IPCとともに世界反ドーピング機関(WADA)から除外検討を勧告されながら「(選手)個人の権利」を重視し、条件付きでリオ五輪参加を認めた国際オリンピック委員会(IOC)とは対照的な厳罰となった。タス通信によると、ロシアのムトコ・スポーツ相はスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する意向を示した。
ロシアはリオ大会の18競技で267選手の出場枠を獲得していた。2012年ロンドン大会では中国に次ぐ2位の金メダル36個。障害者スポーツでも大国だが、最大の大会から締め出される異例の事態に発展した。クレーブン会長は「これは個人の権利ではなく、破壊された国家の反ドーピングシステムの問題だ。ロシアのドーピング文化が変わらなければスポーツは健全性と信頼を失う」と語った。(共同)
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