Monday, August 08, 2016 10:37 AM
LGBT、深まる不安 トルコ、社会保守化で逆風
7月のクーデター未遂後、トルコで社会の保守的風潮が強まり、性的少数者(LGBT)への風当たりが強まっている。国民の大半がイスラム教徒で「禁忌」の同性愛には以前から反感が強いが、当局は2年連続でLGBTの権利擁護を訴えるパレードを「弾圧」、少数者らの不安が深まる。
2003年に始まったイスタンブールのLGBTパレードには近年数万人が参加しており、イスラム圏では最大規模。だが地元メディアなどによると、6月26日に繁華街に集合したLGBTの活動家らに当局は催涙弾やゴム弾を発射し、30人近くを一時拘束した。
トルコは政教分離が国是で、多くのイスラム諸国と異なり法律で同性愛を禁じていないが、今回は極右勢力の脅迫があり、当局がパレード禁止を通告。同19日も別のパレードを中止させた。(共同)
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