Tuesday, January 16, 2018 10:27 AM

ロンドンの米大使館移転 安全対策強化の「要塞」

 安全対策強化などを目的にロンドンの高級住宅街からテムズ川南岸に移転した新たな在英米大使館が16日、業務を始めた。大使館の広報担当者は、世界各地にある米大使館の中で「最も安全な大使館の一つ」と強調、英メディアから「要塞」とも呼ばれている。

 英メディアによると、新大使館の面積は従来の約2倍で、建物の周囲に堀が設けられ、壁には爆発にも耐えられる素材を使用。周辺の建物から30メートル以上離れている。

 これまでの大使館は老朽化などで安全対策の拡充が難しく、2008年に移転を決めた。新大使館建設にかかった費用は約10億ドル(約1100億円)。(共同)