Monday, August 08, 2016 10:38 AM

パキスタンで爆発70人死亡 南西部の病院、自爆テロか

 パキスタン南西部バルチスタン州の州都クエッタの国立病院で8日、爆発があり、病院は少なくとも70人が死亡、112人が負傷したと明らかにした。地元警察当局者は自爆テロとの見方を示した。

 犯行声明は出ておらず、警察当局が動機や背後関係を調べている。同州では分離独立を求める武装勢力が活動し、爆弾テロなどを繰り返してきた。また、最近は弁護士らを標的にした殺害事件が相次いでおり、治安悪化が続いている。

 地元英字紙ドーンによると、病院はクエッタ中心部にあり、爆発は緊急病棟入り口で起きた。8日朝、クエッタ市内で地元弁護士会の会長が射殺され、緊急病棟には弁護士ら50人以上が弔問に訪れていた。警察によると、死者の多くは弁護士という。(共同)